あとがき

 定番な感じのマカロニウエスタンが突然書きたくなったので短いのを書きました。

 感想や誤字脱字報告など、頂けると大変喜びます。

2012/12/19  なんから









 以下は『裏切りの用心棒』の元ネタ解説のようなものです。
 マカロニ・ウエスタンに特に興味がない方、あるいはネタばらしのようなものが好きではない方には向かない内容です。
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・作品全体
 上述しましたがマカロニウエスタンの基本プロットみたいな話を書こうと思っただけなので具体的にイメージ元となる作品があるわけではないです。
 強いて言えば『地獄から来たプロガンマン』あたりがオープニングの流れ的に頭にあったかなぁというところでしょうか。あとは『復讐無頼』。
 「裏切りの用心棒」というタイトルで別に用心棒が出てこないのも、まぁマカロニの邦題のお約束です。
 原題ふうの「La chiamavano Killy...sei morta」のほうは、イタリア語は間違ってると思いますが「キリーと呼ばれた女...お前は死ぬ」とかなんかそんな感じの意味のつもりです。マカロニの原題はこういうものが多いので。間の「...(…)」、大事です。

・栗毛の女(アダレ・アダーニ)
 これも漠然とした「マカロニウエスタンの主人公」のイメージで。
 緑の鮮やかな目っていうのは、フランコ・ネロの青い目が印象的なのを色だけ変えてみたみたいな感じです。
 背が高いのはただの趣味ですが、アンソニー・ステファンであるとも言えますね……。

・ソラナ(マルティーヌ・ボネ)
 基本的にモーリス・ポリがモデルなので『ドルの両面』『Il tredicesimo e sempre Giuda』『シャンゴ』あたりを混ぜつつ、『復讐無頼』のトーマス・ミリアンと『拳銃のバラード』のアルフィオ・カルタビアーノを足した感じで……。

・ルーシー・ウィルモット(ナターリヤ・ニビエスカ)
 これも役柄自体の具体的なモデルはなく、ただの悪役保安官です。
 役者のモデルに関しては同じ女優なので「夕陽の決斗/黄金ガンマン」のときと同じくクラウス・キンスキーやジャック・パランスあたりです。

・パウラ(パウラ・サンチェス)
 「夕陽の決斗/黄金ガンマン」のときと同じモデルはフェルナンド・サンチョ。



裏切りの用心棒
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